どうも。
活動再開して勢いに乗ってるゲスなんちゃら(というか休止してたのってちゃんまりとほないこかだけじゃないのか)をはじめ、近年の邦ロック界はなぜか「変わってる名前のオレたち、カッコいいだろ?」みたいな空気感ありまくりですね。キラキラネームかな?
というわけで、YouTubeで音楽漁っててもうんざりするようなバンド名が並ぶ中でも異彩を放っていたバンドがこれ。
おいしくるメロンパン
何?おいしくるって何?「迫り来る」的な?美味しさが迫ってくる的な?
そもそもメロンパンってやや美味いくらいでそこに感動はないと思うんですが。
まぁいい。見てみよう。
お?カッコ良くね?
流行ど真ん中のナヨ声マッシュ+萌え袖男子という苦手な人はとことん苦手なタイプかもしれない。暗闇で音楽ガンガンかけてチャリ漕いで「ふぅいぇぇぇぇい!」とか叫ぶことに歓びを感じるタイプのギャルとは仲良くなれなそうなボーカルです。僕もです。
音速ラインとかフーバーオーバーあたりが好きな人は抵抗なく聴けるかも。
まずサウンドがシンプルで素晴らしい。ギター1本+ベース+ドラムのみ。ともすれば音を重ねることで表現の幅をカバーしがちなバンドが多い中で素晴らしい。バンプの天体観測とかギター2人なのに音源でギター6本鳴ってるんでしたっけ?
やたら主張の強いベースもいい味出してますね。派手なベースが輝くのは3ピースならでは。どこ行くかわからないクセのある構成で飽きさせない曲に仕上がってます。
うん、名前で損してる。や、ファンからすればこの名前がいいんだよ!とか多分それなりに理由とか起源もあるんだろうけど、シリアスな曲が似合わないバンド名はどこかで違和感が生じる気が。キラキラネームがアラサーでキツくなってくるそれに近しい。
しっかしどうやって呼ぶんだろう。
「最近のメロンパンいいよねー」
やっぱ損してる。
※「おいメロ」らしいです